名古屋訴訟

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新着記事

【HPVワクチン薬害名古屋訴訟】裁判傍聴のご案内(11月25日)

2024(令和6)年11月25日(月)に、名古屋地方裁判所1階大法廷において、HPVワクチン薬害名古屋訴訟期日が開かれます。

今回は、被告製薬会社が証人として申請した笹川寿之医師(金沢医科大学産婦人科)の主尋問(被告側からの質問)が行われます。

10月7日に行われた福岡地裁での園生雅弘医師の主尋問、11月18日予定されている東京地裁での角田郁生医師の主尋問に引き続き3人目の被告側専門家証人期日です。

 

当日のスケジュールは次のとおりです(チラシもご参照ください)。

 

午後1時00分 集合(名古屋地裁前正門前歩道・西側角)

午後1時15分 整理券配布開始

午後1時25分 抽選開始・傍聴席へ

午後2時00分 開廷

※尋問終了後(16時頃の予定)は、桜華会館にて報告集会を行います。

 

多くの皆さまに傍聴にお越しいただけますことをお待ちしております。

 

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11月25日名古屋期日案内
241125 名古屋期日チラシ(確定版).pdf
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【HPVワクチン薬害名古屋訴訟】原告本人尋問が行われました

2024年8月22日(木)にHPVワクチン薬害名古屋訴訟の本人尋問期日が開かれました。

名古屋訴訟では、今回が3回目の本人尋問期日です。

 

8月下旬の非常に暑さの厳しい中ではありましたが、期日前集会からとても大勢の方に集まっていただくことができました。

【期日前集会の様子】

法廷の傍聴席も満席の状態で、大勢の傍聴者に見守られる中、今回は原告17番の女性が尋問に臨みました。

 

原告17番さんは、歩行が不安定になってしまうことから、杖歩行を余儀なくされており、証言台にも杖を使いながら移動し、現在もハンマーで叩かれるような激しい頭痛をはじめとする全身痛、内臓を締め付けられるようなお腹の痛みといった症状があると訴えました。

 

原告17番さんは、現在25歳で、関東地方の大学3年生に在籍しています。

通学のため、親元を離れてなんとか一人暮らしをしていますが、大学から帰宅した後も、疲労のために少なくとも1時間程度は横になってからでないと、授業の課題などをすることもできません。

また、握力が非常に弱くなってしまっており、調理器具を持って料理をすることもできないため、食事の配達サービスを利用しています。

 

17歳頃からは記憶機能にも障害を生じるようになり、現在の原告17番さんが保持できている記憶は最長でも過去2-3年程度に限られています。

法廷では、これまでにカルテに目を通したり、家族から聞いた話として、それまでの学校生活や治療の状況などを話しました。

原告17番さんは、このような状態を、まるで歴史の年表を見ているかのようだと説明していました。

 

こうした記憶障害は現在もなお続いており、それまでに何度も通っているはずの大学や受診先の医療機関へ通う際にも、途中で道や降りる駅がわからなくなってしまうこともあります。

 

当日も非常に体調の優れない中ではありましたが、原告17番さんはひとつひとつ自分の言葉で現在自分の置かれている状況を裁判官に伝えました。

弁護団から、今不安に思っていることを聞かれると、今のことを覚えていることができないため、大学を卒業した後、今の友達と思い出話すらできないのかもしれないことが不安だと、涙を堪えながら語る様子も見られました。

尋問後は、桜華会館に会場を移して、オンラインも併用しての報告集会を行い、原告17番の尋問を担当した久保晴男弁護士から尋問の様子を報告しました。

また、原告団や支援の方々、各地弁護団のほかにも、傍聴に来ていた法科大学院院生や司法修習生も一言ずつ、実際の原告の声を法廷で聴いての感想をお話しいただきました。

【尋問の様子を報告する久保弁護士】

【上段:(左から)原告落合晴香さんの父・堀弁護士(名古屋)・小山弁護士(大阪)

 下段:(左から)富永弁護士(九州)・岡田弁護士(九州)・長南さん(名古屋・全国支援ネット代表)】

報告集会終了後は、名古屋地裁地下にある司法記者クラブでの記者会見も行いました。

会見には原告17番さんも出席し、法廷で証言の概要や尋問を終えての感想などを記者に話しました。

今回の期日も本当に多くの方に傍聴にお越しいただくことができ、私たち弁護団としても非常に励まされましたし、原告17番さん自身も大変心強く感じることができたのではと思います。

 

ここまで3期日続けて原告本人尋問が行われてきましたが、次回以降、被告側が申請する専門家証人の尋問が行われる予定となっています。

引き続き、たくさんの方に傍聴にお越し頂き、製薬企業側に立つ専門家がどのような証言をするのかを是非聴いていただきたいと思います。

 

次回期日は11月25日(月)です。

集合時間等の詳細については、追って弁護団ホームページ等でご案内致します。

【HPVワクチン薬害名古屋訴訟】原告本人尋問期日のご案内

2024(令和6)年8月22日(木)に名古屋地方裁判所大法廷において、HPVワクチン薬害名古屋訴訟の原告本人尋問が行われます。

これまでに行われた原告本人尋問でも、大勢の傍聴者の方にお越し頂くことができました。

多くの方に見守られていることが、尋問に臨んできた原告の皆さんの支えにもなったものと思います。

今回も是非、大勢の方に傍聴にお越し頂き、原告の女性が訴える副反応被害の訴えに耳を傾けていただければと思います。

 

当日のスケジュール

午後0時10分 集合(名古屋地方裁判所 正面玄関歩道西側角)

午後0時30分 整理券配布開始

午後0時40分 抽選開始・傍聴席へ

午後1時15分 開廷

尋問終了後に、桜華会館にて報告集会を行います(概ね1時間程度の予定)。

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8月22日名古屋期日案内
240822 名古屋期日チラシ.pdf
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【HPVワクチン薬害名古屋訴訟】原告本人尋問(2回目)が行われました

2024年5月31日(金)、名古屋地方裁判所においてHPVワクチン薬害名古屋訴訟の原告本人尋問が行われました。

前回、2月26日の期日に引き続き、名古屋訴訟では2回目の本人尋問期日です。

台風も近づいていた中、当日の天候が大変心配されていましたが、なんとか天候も持ちこたえ、期日前集会・入廷行動を行うことができました。

【期日前集会の様子】

当日は、原告2名の尋問が予定されていましたが、おひとりについては非常に体調が悪化してしまったために出廷することができず、原告番号14番の女性のみの尋問が行われました。

 

原告14番さんは、現在もなお身体の痛み・痺れや不随意運動、倦怠感、記憶障害などのほか、足の筋力低下、息苦しさ、食事が思うようにできないといった症状もあり、当日も、酸素療法用のボンベと栄養剤の点滴を抱え、両足には装具も装着した状態で証言台に立ちました。

また、悪寒がするのに大量の汗をかいてしまう体温調節異常もあることから、常に背中にタオルを入れて日常生活を送っていますが、この日も尋問の前に汗で濡れたタオルを交換してきたことを法廷で説明していました。

 

現在26歳の原告14番さんは、中学1年生から2年生にかけて、サーバリックスの接種を3回受けました。

接種直後から、接種部位の痛みだけにとどまらず、原因不明の腹痛や強い生理痛を生じるようになり、徐々に登校に支障を生じるようになり、特に3回目の接種の数週間後には、これまでにない激しい生理痛のために学校で倒れてしまうというエピソードを経験しています。

 

最初は左腕から始まった身体の痛みも次第に全身に広がり、高校2年生になる頃には、お箸を使ったり、着替えや入浴などの日常の動作もひとりではできなくなってしまい、日常的に両親による生活介助が必要となってしまいました。

 

高校でも周りの同級生と同じ机と椅子では痛みで座っていられなかったり、身体を支えることもできなくなり、リクライニングの車椅子やベッドを教室に運び込んで、身体を横たえた状態で授業を受けるといった努力を重ねる必要がありました。

 

こうした病状を経る中で、原告14番さんは近隣の大学病院に緊急入院して不全片麻痺と診断され、その後、HPVワクチンの重篤な副反応症状の症例を数多く経験する大学病院を受診し、詳細な病歴の確認結果を踏まえてHPVワクチン関連免疫神経異常症候群と診断されています。

 

原告14番さんは、こうした病院受診を繰り返す中で看護師になることを志し、高校卒業時には体調不良のために大学を受験することもできず、看護専門学校への入学も拒否されてしまいましたが、独学で勉強を続け、同級生よりも1年遅れて看護大学に入学を果たしました。

 

進学後も、遠方にある医療機関での検査や免疫吸着療法などの治療を受ける必要もあったため、夏休みなどの長期休暇はすべて治療にあてなければならず、入院先に教科書などを持ち込んで必死の思いで努力を重ねた結果、試験に合格し、念願の看護師としての仕事を開始することができました。

 

しかし、体調はその後も改善せず、不随意運動といった深刻な症状の悪化により、就業開始から2年足らずで休職を余儀なくされ、ほぼ1年間の療養を経て何とか復職したものの、現在もなお、家族による様々な支えの下でもパートタイムでの就労が精一杯であるため、いつまた症状が増悪して看護師を辞めなければならなくなるのではないかとの不安を抱え続けています。

 

原告14番さんは、最後にHPVワクチンの問題について思うところを尋ねられた際には、副反応症状のためにこれまでたくさんのことを諦めてきた、たとえ症状が出てしまったとしても、それを理解し、治療に専念できる体制がきちんとできていれば自分たちも生きやすくなると思う、そうした実態をこの訴訟を通して知って欲しいと訴えました。

 

期日後は、桜華会館において報告集会を行いました。

 

原告14番さんの尋問を担当した伊藤麻衣子弁護士が尋問の概要を報告し、原告14番さんからも尋問を終えた感想を傍聴にかけつけた多くの支援者に伝えました。

 

前回尋問に臨んだ原告の落合晴香さんをはじめ、会場に駆けつけていただいた大勢の支援の方からは、勇気をもって法廷に立った原告14番さんへのはげましとねぎらいの言葉が伝えられました。

【尋問を担当した伊藤麻衣子弁護士】

【報告集会でコメントする落合さん(名古屋原告)、長南さん(名古屋支援)、隈本さん(東京支援)、渡辺さん(沖縄支援)】

報告集会終了後、原告14番さんは、弁護団とともに名古屋地方裁判所の司法記者クラブで記者会見しました。

【尋問後に司法記者クラブで会見中の原告14番さん】

 

(会見における原告14番さんの発言より)

 

「裁判長には、私のこの今までの辛かったことや、進路を変えながら、自分の夢を諦めながらも前に進んで生きている、頑張って生きているということは、遠くまで治療を受けに行ってる、その治療の大変さがあったりとかをわかってもらえたらいいなと思って、今日は法廷で話しました。」

 

「このワクチンを打ってこのような症状が出てるので、それは国と製薬会社がこのワクチンの症状を認めて、国全体で治療のバックアップをしてほしいっていう思いから、自分が原告になって参加して訴えていこうっていう風に思いました。」

 

「私たちがこのように裁判を行っていて、原告が先立ってこうやってこういう症状がありますって声を上げてるにも関わらず、国は接種を再開して、男子にも打とういう活動をしている中で、打とうとしている年代の子にはこの声は聞こえているのだろうかなっていうのが私たちが思ってることで、もっといろんなメディアだったり、いろんなところに発信をして、もっとこの状況、この被害を見てもらって、ワクチン打つのどうしようかなって思いとどまる一つの材料となってくれたらいいなと思ってます。」

 

「やっぱり打つ打たないは本人の判断になってしまうんですけども、判断するには材料が必要で、その材料が国から言われてる、もう子宮頸がん予防できますとか、いいですよっていう言葉だけで打っていいのかっていうところで、本当にこうやって同じようなワクチン打って被害を受けている人たちがここにいっぱいいるので、その声を少しでも聞いて判断材料となってくれたらいいなっていう風に思ってます。」

 

「この症状が出てしまったっていう時に、すぐその病院だったり、そのドクターが治療をすぐできるように、何かしら対処療法でもいいので手を打ってくれれば、私たちみたいに悪化して、重たい症状まで移行することはないのかなと思ってるので、病院にも先生にも、こういう症状で打って数ヶ月後にこういう症状が出てきたってなった時に、すぐ治療をしてあげようっていう気持ちになってもらえたらなって思っています。」

 

前回期日同様、今回も大勢の方々に傍聴にお越しいただくことができました。

前回の本人尋問期日に引き続いて傍聴にお越しいただいた皆さまには、原告の女性たちが同じような症状を抱え、共通した悩み・苦労を抱えながらなんとか日々過ごしていることをより立体的に感じていただけた尋問であったように思います。

是非、次回(2024年8月22日(木))も法廷にお越しいただき、彼女たちが語る被害の実情に耳を傾けてください。

【HPVワクチン薬害名古屋訴訟】原告本人尋問期日のご案内

2024年5月31日(金)午後1時15分より、名古屋地方裁判所の大法廷において、HPVワクチン薬害名古屋訴訟の口頭弁論期日が開かれます。

今回の期日は前回に引き続き、原告本人尋問が行われます。

大勢の方に法廷にお越しいただき、今もなお副反応症状を抱えながらの生活を余儀なくされている原告の訴えに耳を傾けていただけますと幸いです。

 

詳細は下のpdfファイルをご確認ください。

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5月31日名古屋期日案内
240531 名古屋期日チラシ(240508-2版).pdf
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