2021年11月12日、HPVワクチン薬害訴訟全国原告団・弁護団は、厚生労働省の副反応検討部会が、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の積極的勧奨の再開を妥当であるとする結論をとりまとめたことに対して、抗議の声明を公表し、厚生労働記者会において、会見を行いました。
この会見に参加した東京訴訟原告の宮森未琴さんの発言全文です。
どうか被害者の声に耳を傾けてください。
東京訴訟原告59番 宮森未琴(北海道江差町在住 自宅からオンラインで会見に参加)
私は、中学校1年の時にHPVワクチンを接種しました。
接種後たくさんの副反応に苦しみました。
私は、9年たつ今もなお、毎日、頭痛や身体の痛みなどといった症状と闘っています。
積極的勧奨中止になったのには理由があったのに、それが8年経つ今もなお解決しないのに、また積極的勧奨を再開しようとしていることが私は許せません。
また同じことを繰り返すつもりですか。
私は副反応になってから、新しく病院を受診するのにも一苦労です。
新しい病院を受診するのはとてもこわくなってしまいました。
副反応がない夢のような薬なんて、今の現実にはありません。
現実をみてください。
私たちのようなたくさん副反応に苦しんでいる人たちがいるんです。
どうか現実から目を背けないで、私たちの存在をもっとしっかりと見て欲しいです。