2021年7月14日(水)、九州訴訟の期日が開催されました。
前回に引き続き、今回も新型コロナウイルスの影響により、公開法廷ではなく、WEBによる弁護士のみの手続となりました。
当日の午後6時から開催したオンラインでの報告集会には、全国各地から約50名のみなさまにご参加いただき、原告さんの生の声、支援者の方々のメッセージをいただきました。
・裁判の内容報告
報告集会では、まず九州弁護団の小林洋二弁護士から、被告製薬企業の主張に反論する書面を今回の期日で3通提出したことと、関連するこれまでの議論状況について報告を行いました。
・運動関係の報告
九州弁護団の前田牧弁護士から、HPVワクチンの積極勧奨中止から8年での記者会見を行ったことや、現在も積極勧奨が中止されていることが一部自治体のホームページに明記されていない問題について自治体への申入れを行ったこと等の報告を行いました。
申入れ前は、福岡市のホームページのトピックページには、積極勧奨が現在も中止されていることの説明がありませんでしたが、改善を求めた結果、ホームページの記載が修正され、国が積極勧奨を中止している旨が明記されました。
詳しくは、こちらの記事もご覧ください。
・原告の声
学生のゼミ・講義に参加した九州原告さんから感想が述べられました。同世代の学生に対して、副反応の影響で学校をやめざるをえなくなったこと等の話をしたところ、学生から、SNSなどの影響もあり、これまで副反応は嘘だと思っていたこと、被害者の話を直接聞いて副反応被害への認識が変わったことなどの感想をもらい、改めてSNSなどの影響の大きさと、被害を訴えることの大切さを実感したとのお話をいただきました。
【お知らせ】
HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団は、ツイッターのアカウントを開設しています。
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HPVワクチン薬害訴訟 全国弁護団 (@HpvvLawyer) / Twitter
次回の九州訴訟の期日は2021年10月18日(月)です。報告集会を開催しますので、ぜひご参加ください。
今後、全国の弁護団・原告団や支援ネットワークにおいて以下のような活動が予定されておりますので、今後ともご支援をよろしくお願いいたします。
2021年 8月24日(火) 薬害根絶デーオンライン集会
2021年 8月25日(水) 名古屋訴訟期日
2021年 8月30日(月) 東京訴訟期日
2021年 9月 9日(木) 大阪訴訟期日
2021年10月18日(月) 九州訴訟期日