沼津市議会を訪問して、HPVワクチンの新リーフレットを個別送付しないよう要請しました

 2020年12月25日、HPVワクチン薬害全国原告団・弁護団は、沼津市役所を訪問し、HPVワクチンリーフレット問題についての要請を行いました。

 当日は、沼津市議の山下ふみこさんにご案内を賜り、静岡県在住のHPVワクチン被害者連絡会の方にもご一緒いただいて、被害者と弁護士合計5名で市役所を訪ねました。

 ご面会のお時間をいただいた沼津市議会の植松恭一議長には、静岡県在住の副反応被害者の家族3名から、それぞれの娘さんの被害体験をお話しました。

 静岡県在住の原告さんの母からは、原告本人が書いた手紙を代読し、副反応被害の深刻さをお伝えしました。

 植松議長は被害者家族の訴えに真摯に耳を傾けて下さり、ワクチン接種者の中の数%の話かもしれないが、皆さんにとっては100%の話なのであって、話を聞いていて深刻さが伝わってきた、責任をもって市長に伝え、市としての対応を検討したいとのお言葉をいただきました。

 植松議長との面談の場には、わざわざお時間を作って下さった賴重秀一市長も足を運んで下さり、植松議長から報告を聞いた上で真摯に対応したいとの暖かいお言葉をかけて下さいました。

 植松議長とのご面会の後は、平野謙市議・岡田進一市議・川口三男市議・江本浩二市議にもご参加いただき、植松議長・山下市議とともに、HPVワクチンリーフレット問題についての意見交換を行いました。

 参加された市議の方全員から、それぞれご質問いただき、国はなぜ年少者に対して接種を推奨しようとしているのか、海外での被害の実態はどうなっているのか、訴訟はどのようになっているのか、治療環境の実態はどうなっているのか、原告団等はどのような活動を行っているのか、など、様々な話題について意見を交わしました。

 終了後も、市議会議員のみなさまからは、被害者家族へ個別に話しかけていただきましたので、被害者としてとても励みになりました。

 今回の要請行動は地元紙2社の記者の方からも取材をいただきましたので、原告団・弁護団より、HPVワクチン接種に関する個別情報提供が国の指示の下でなし崩し的に進められている実情に対する危惧の思いをお伝えしました。

  今回の貴重な機会を設けて下さった沼津市議会関係者のみなさまに、心からの御礼を申し上げます。

  原告団・弁護団では、こうした活動をさらに多くの自治体に広げていきたいと考えています。

  今後ともご支援下さい。