東京訴訟第1回期日が開かれました。

2017年2月13日、東京訴訟の第1回口頭弁論期日が開かれました。

きびしい寒さにもかかわらず、東京地方裁判所前には温かく力強い支援の輪が広がりました。リレートークでは、応援のフラッグやハンカチメッセージの中、過去の薬害被害者や支援者の方々がご自身の思いや救済への願いを語ってくださいました。

多くの傍聴希望者がお越し下さったため、傍聴券は抽選となり、法廷は満席。

いよいよ始まった口頭弁論では、原告、被告GSK、被告MSDがそれぞれ意見陳述を行いました。

原告本人の意見陳述は、原告1番さんが務める予定で懸命に準備を整えていましたが、体調不良のため叶いませんでした。

代わって原告19番さんが、これまでの経過と訴訟にかける気持ちを述べられました。

重畳化していく症状、動かない身体、合格圏内にあったのに諦めざるを得なかった進路……普通の毎日は失われてしまいました。

どうかもう一度、「笑顔と未来を私たちに」それが東京原告団のスローガンであり、原告共通の思いです。

期日の終了後は記者会見と報告集会が行われ、残念ながら抽選に漏れて傍聴できなかった方も含め、口頭弁論の内容を振り返りました。長時間にわたる期日の後で、皆さんお疲れだったと思いますが、ここでも原告さんや支援者の方々から、今後に向けた力強い発言が相次ぎました。

19番さんの意見陳述の中に、こんな言葉がありました。
「体も痛くて苦しいですが、それ以上に心が痛くて苦しいです」
たくさんの痛みに耐え、それでも前を向く若い彼女たちに、どうか一人でも多くのご支援をお願いいたします。

第2回期日は平成29年5月10日午後3時です。

次回もぜひ、たくさんの皆様に法廷にお越しいただきたいと思います。