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2016年11月29日、名古屋地方裁判所(大法廷・1号法廷)においてHPVワクチン薬害名古屋訴訟第1回口頭弁論期日が開かれました。肌寒い中ではありましたが、幸いにも好天に恵まれ、傍聴者多数につき抽選が行われるほど大勢の方に、傍聴にお越しいただきました。
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口頭弁論では、原告側から意見陳述を行いました。
冒頭に弁護団・大辻美玲弁護士が訴状の概要を説明し、次いで、名古屋訴訟原告2番さんと原告1番のお母さんの2名が意見陳述を行いました。
原告2番さんからは、被害者本人としてのつらさ、悩み、不安を裁判官に伝えました。
原告1番のお母さんからは、被害者である子を持つ親としての苦しさが切々と述べられました。
実体験を踏まえて率直に気持ちを述べる2人の姿は、傍聴者の涙を誘いました。
原告側意見陳述の締めくくりとして、弁護団より、「被害者は、紙の上に要約された症例データではありません。多様な症状に苦しみ続ける1人の人間です。」と意見を述べました。今日の法廷での当事者の姿は、まさにこの言葉を体現していたと思います。
法廷が終了した後は、桜華会館に場所を移して、記者会見と報告集会を行いました。
大勢の方から支援のメッセージをいただき、原告団も弁護団もとても励まされました。
次回は平成29年3月2日午後2時と指定されました。
是非次回も法廷にお越し下さい。
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