HPVワクチン薬害訴訟で全国初となる口頭弁論が、9月28日に福岡地方裁判所で行われました。
裁判所前で行われた集会には雨が降りしきる中、100名以上の被害者・支援者の方々が集まって、次々と応援のメッセージを述べ、薬害肝炎全国原告団からの寄せ書きも披露されました。
法廷は午後2時30分から開始され、傍聴席は、抽選で傍聴券を入手した傍聴者で埋め尽くされました。
原告側からは、弁護団長の小林洋二弁護士が訴訟の意義と目的を述べ、柳優香弁護士は、このワクチンが必要性・有効性・危険性のバランスを欠いたものであったことを陳述しました。
また、原告の梅本美有さんともう1名の原告が、深刻な被害実態と将来への不安を語り、治療体制の確立を含めた被害の救済を求めました。
「国や製薬企業は被害に目を背けないで」
「治療体制を確立して、ワクチンを接種する前の身体を返してほしい」
裁判官や国、製薬企業担当者を前に、原告本人が語った言葉に、法廷中が聞き入りました。
被告国、MSD、グラクソスミスクライン社はいずれも請求の棄却を求めています。
法廷終了後は、記者会見に続き、報告集会が行われ、ここでも暖かい応援の言葉をたくさんいただきました。
次回以降も傍聴・ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。